鍼/お灸

当院ではディスポーザブル（使い捨て）の鍼を使用しており、衛生管理・消毒などの徹底を 心掛けておりますので、感染症などの心配はありません。また、鍼の太さは毛髪程度で、注射針の ような痛みを感じる事はほとんどありません。どうしても鍼に抵抗がある方には無理強いしたりする事はしませんので、 安心してご来院下さい。当院で行なう鍼治療は、身体の表面、主に経穴（ツボ）にあたる部位や反応点 （特定の筋や腱・痛みの強い部位）に鍼を刺入します。

あん摩・指圧・マッサージ

当院では、押す・引く・撫でる・さする・揉む・叩く等といった手技を用いて、個々の症状、体格などに適した刺激量を選んで治療を行なっていきます。 あん摩・指圧は経穴（ツボ）や経絡（ツボとツボを結ぶ経路）を意識して施術するのに対して、マッサージはリンパや血液の流れ、筋肉の走行に沿って施術を行ないます。 また、あん摩・指圧は体の中心から抹消に向かって遠心性の刺激を与えるのに対して、マッサージは体の抹消から中心に向かって求心性の刺激を与えていきます。 いずれの効果も皮膚からの触圧刺激により、直接的にはリンパ管や血管などの循環器系に、間接的には神経系の反射を介して、内臓などに影響を与えます。 それぞれ手技や理論などは違いますが、治療や癒しを目的とする事は共通しています。 あん摩は中国、指圧は日本、マッサージはフランスで生まれた手技療法です。 現在、日本においてあん摩・指圧・マッサージは、1つの国家資格として認められています。

リンパ浮腫治療

リンパ浮腫とは体内組織にタンパク質や水分が溜まる状態をいいます。

原因として

①原発性浮腫:リンパ節やリンパ管の発育不全によるもの

②続発性浮腫:乳ガン・子宮ガン・前立腺ガンなどの手術や放射線治療の後遺症、静脈疾患、寄生虫によるもの

体内組織のリンパの流れが滞るため腕や足がむくみ・だるさ・重さ 疲れやすさ・深部痛などを感じます。 さらに免疫力が低下するため　炎症を起こしやすくなります。 むくみは　手術後すぐに発症する場合もあれば　5年後、10年後に発症する場合もあります。 症状はゆっくり進行しますが、適切な治療を受けなかったり、 炎症を繰り返すと象皮症にまで進むこともあります。 むくみを感じたら、早い段階で専門医の診断を受け、 専門知識と技術を習得したセラピストによる複合的理学療法を受けることが大切です。

"複合的理学療法"とは

• ・スキンケア
• ・医療リンパドレナージ（リンパ液を排液するマッサージ）
• ・圧迫療法（弾性包帯やスリーブ・ストッキングによる）
• ・運動療法
• ・セルフケア指導

ヨモギ蒸し

よもぎにはシネオール他の精油成分が含まれ、 温熱効果があり湯冷めをしにくいのです。 「よもぎ蒸し」をした後、不思議とほかほか感が持続するのは、 この成分が働きかけている ことも大きいのです。 また殺菌・消炎作用がある事から肌に大変良く、しっしん、吹き出物、 かさつきを抑えます。お灸のもぐさは、よもぎが利用されていますのが、 これは腰痛・神経痛に効果的に働きかけると言われているからなのです。 漢方として名高いよもぎ。 私達の体には色々な良い作用を示してくれるのです。 30代～60代後半の女性から大きな反響を頂いております。

美顔鍼

美顔鍼とは顔面・頭皮のツボに鍼を打つことにより皮膚や筋肉に作用し、血液やリンパの流れを 促進させ、細胞内の老廃物を排除させ栄養を送り込むことができます。 汗腺や皮脂腺の分泌も調整され、皮膚に潤いと血色、弾力を与え、乾燥肌や顔色の くすみ、シミ、小ジワ、吹き出物等の改善、さらに皮膚のたるみや引き締め効果により リフトアップ・小顔効果も期待できます。 美顔鍼では極めて細い鍼を使用しますが、顔面の血管は非常に細い為、稀に内出血等する場合が あります。この事を御了承頂いた上で施術させていただきます。

小児鍼

小児鍼とは先の丸い鍼や平らな形の鍼を使って全身を摩擦したりツボに刺激を与えたりするものです。 鍼で皮膚を刺激する事により、内臓や脳の働きが活性化し免疫力を高め、自律神経やホルモンの調整を行います。 疳の虫・夜泣き・キーキー声を出す・よく泣く・不機嫌・噛み付く・ 夜尿症・風邪を引きやすい・よく熱を出す・ひきつけ・食欲不振・ 下痢・便秘・よく腹痛を起こす・アレルギー疾患・喘息・扁桃腺炎 などの症状に効果があります。 副作用の心配はほとんどありません。(まれに眠くなる場合があります) 治療時間は５～１０分です。体質改善には１年以上が望ましいです。 また、年齢は新生児から治療できます。早い時期に始めるほど高い効果が得られます。

適応症・禁忌症

治療を行なったからといって、すぐに全ての疾患の症状が改善されるとは限りません。 疾患によっては治療後すぐに症状が改善されるものもありますが、慢性的な疾患・症状は、数回にわたる治療が必要な場合もあります。慢性的な肩こりなど、長い間溜め込んできた疾患・症状を、一回の治療で完全に取り去るのは、なかなか難しいものです。 治療後、一時的に症状が悪化したような感じになったり、体がだるくなる事がありますが、これは症状が改善していく前兆ですのでご心配ありません。 また、治療後は養生（体を休める）する必要もあるので、治療直後の入浴は避け、大食深酒をしないようにし、激しい運動を控え、睡眠をしっかりとる事が望ましいでしょう。 ここでは、鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧の適応疾患をまとめてご紹介します。 一部それぞれの治療法に適さない疾患も含みます。